エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1
2009.03.10 更新
文:テクニカルライター Jo_kubota
OCZも以前のモデルはJMicron製のコントローラを採用していたが、OCZ VertexではIndilinx製のSSDコントローラ「IDX110M00-LC」を搭載している。このコントローラの核はCPUにARM7を内蔵し、外部にキャッシュメモリを接続することができ、OCZ VertexではELPIDA製の64MBキャッシュメモリを搭載している。ちなみにARM7は32bitのRISCプロセッサで、Nintendo DSのサブCPUや、iPodのCPUとして搭載されているほか、ディスクコントローラとしても使われることがある。
さて価格だが、Vertex Seriesの価格は、現時点で120GB「OCZSSD2-1VTX120G」は4万円強、60GBモデルが半額の2万円強となっている。これまでの円高から円安になったため、次回入荷より価格が上がるという。さすがに4万円の120GBモデルを買うには若干勇気がいるが、起動ディスクに使うなら60GBでも十分だろう。
では、速いと言われるOCZ Vertex Series(以下、OCZ Vertex)はどのくらい速いだろうか?というわけで、現在OCZと人気を二分するPhotoFastの「G-Monster V2シリーズ」(以下、G-Monster V2)の128GBモデルを入手し、比較してみることにした。またHDDには、HGSTの「HDT721032SLA360 (320GB/SATA-II/7200rpm)」を用意し、HDDとSSDがどのくらい速度差があるのかを見てみよう。その前に、PhotoFastの 「G-Monster V2シリーズ」のスペックを見てみる事にする。
PhotoFast G-Monster V2 「PF25S128GSSDV2」128GB 2008年12月発売開始 実勢価格税込37,000円前後 サイズ:2.5インチ/インターフェイス:SATA リード:230MB/sec ライト:160NB/sec |
テスト環境 |
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CPU:Core 2 Quad Q9650/3GHz M/B:ASUSTeK Computer Rampage Formula(Intel X48 Express) Memory:PC2-6400 4GB VGA:GeForce 9600 GT OS:32bit版Windows Vista Ultimate |