2012.09.13 22:00 更新
2012.09.13 配信
「Kepler」アーキテクチャを採用したミドルレンジ向けGPU「GeForce GTX 660」「GeForce GTX 650」2モデルがNVIDIAより正式発表された。
「GeForce GTX 660」は、先月リリースされた「GeForce GTX 660Ti」の下位モデルで、コアには「GK104」ではなくSMXを5基搭載した「GK106」を採用。これに合わせて、CUDAコア数は1,366基から960基へと大幅に削減されている。
一方コアクロックは980MHz、ブーストクロックは1,033MHzへと向上しており、CUDAコア削減によるパフォーマンス低下をクロックで補っている形だ。ちなみにその他のスペックに変更はなくメモリクロック6,008MHz、メモリバス幅192bitで、GDDR5 2GBメモリを実装する。なおTDPは140Wへと引き下げられPCI-Express外部電源も6pin×1とミドルレンジらしい構成へ変更されている。
同時に発表された「GeForce GTX 650」は、SMXを2基搭載した「GK107」コアを採用。CUDAコア数は384基で、コアクロック1,058MHz、メモリクロック5,000MHz、メモリバス幅は128bitで、GDDR5 1GB/2GBメモリを実装する。スペックをみる限り「GeForce GT 640」のクロック向上版と考えて差し支えないだろう。
いずれも国内での販売は発表と同時に解禁され、秋葉原のパーツショップでは深夜販売も行われる予定だ。
文: GDM編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.co.jp/