NVIDIA Corporation(本社:アメリカ・カリフォルニア州)は日本時間2012年10月9日22時00分、GeForce 600シリーズのミドルレンジ向けGPU「GeForce GTX 650 Ti」を発表した。
ワットパフォーマンスに優れる「GK106」採用ミドルレンジGPU
NVIDIAよりミドルレンジ向け新GPU「GeForce GTX 650Ti」が発表された。これによりNVIDIAのゲーマー向けGPUはすべて「Kepler」世代へと置き換わることになる。
GeForce GTX 680の登場から7ヶ月あまり。NVIDIAのゲーミング向けGPU最後の1ピース「GeForce GTX 650Ti」が遂に発表された
「GeForce GTX 660」と同じ「GK106」コアを採用する「GeForce GTX 650Ti」は、5基のSMXのうち1基が無効化されCUDAコア数は768基。またメモリバス幅も192bitから128bitへと縮小され、フルHD解像度までをカバーするミドルレンジらしい仕様へと変更されている。これに合わせてTDPも110Wと大幅に削減され、ワットパフォーマンスを重視するユーザーには注目の製品となりそうだ。
主なスペックはコアクロック925MHz、メモリクロック5,400MHzで、GDDR5 1GBメモリを実装。なお自動でコアクロックを上昇させるGPUブーストには非対応となる。
2008年に発売されたミドルレンジGPUの名機GeForce 9600 GTとの比較。4.6倍と大幅にパフォマンスが向上し、買い替えを検討するにはちょうど良い機種となりそうだ
出力インターフェイスはDualLink DVI×2、miniHDMI×1、バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)で外部電源は6pin×1が用意される。なお国内での販売は発表と同時に解禁される。
文: GDM編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.co.jp/