2012.10.10 16:33 更新
2012.10.10 配信
静音ブームの火付け役となったAntecブランドのPCケース。同社「Performance One」シリーズに属する新型モデル3機種が10月13日から国内市場に登場する。
今回新たに投入されるのは、静音性とメンテナンス性を兼ね備えた「P280」シリーズの3バリエーション。いずれもサイドパネル部にポリカーボネートを採用した2層式遮音パネルを採用。開閉式フロントドア内部にも吸音スポンジを貼り付け、俗に言う“窒息系”PCケースのフラッグシップを狙う。
ベースとなる「P280-MW」(市場想定売価税込14,980円)は、高級感溢れるマットホワイト塗装が施され、XL-ATX規格のマザーボードに対応。0.8mm厚デュアルレイヤーのスチール素材により、剛性も高められた。
ドライブベイレイアウトは、5.25インチ×3、2.5/3.5インチシャドウベイ×6、2.5インチシャドウベイ×2。5.25インチはロック機構を備えたツーフルリー仕様とし、2.5/3.5インチ共用のシャドウベイは、専用トレイ式を採用した。
冷却ファンは、リア排気に2段階調節対応120mm口径「TWOCOOL」ファン(600~1,200rpm/21.32~42.64CFM/17~23.65dBA)を標準装備する他、オプションでフロント120mm×2、ドライブベイ部120mm×2をそれぞれ増設する事ができる。
その他フロントI/OポートにUSB3.0×2(内部ヘッダピン接続)、USB2.0×2、音声入出力端子を装備。ミドルタワーPCケースでは標準装備になりつつあるリア水冷ホース用ホール、CPUメンテナンスホール(カットアウト)、ケーブルマネジメント機構、電源ユニット吸気ファン用ダストフィルター(着脱式)、大型シリコンゴムインシュレーターなどを採用した。
外形寸法は、D570×W225×H520mm、重量約9.8kg。対応フォームファクタはXL-ATX/ATX/Micro ATX/Mini-ITX。
同時発売される「P280-MW Window」(市場想定売価税込15,980円)、「P280 Window」(市場想定売価税込14,980円)は、いずれもサイドパネル部にアクリルウィンドウを装備し、内部構成パーツをLED仕様で楽しむなど、ドレスアップ需要に応えた。さらにトップ部には120mm口径「TWOCOOL」ファン×2を標準で装備。600rpmと1,200rpmの2段階切り替えに対応し、PCケース内部の排熱効率を高めた。その他スペックは「P280-MW」に準拠する。
アクリルウインドウ仕様の「P280-MW Window」「P280 Window」。ここにも2層のポリカーボネート遮音パネルが採用されている |
文: GDM編集部 松枝 清顕
Antec: http://www.antec.com/
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