2012.10.30 19:52 更新
2012.10.30 配信
製造業や外食産業、自治体などに出荷されてきた据え置き型タッチパネル端末「WebLight」シリーズの新モデルがクオリカより発表。携帯性に優れるタブレット型端末としてリニューアルされた「WebLightTab」が来月から発売される。OSには組み込み向けのWindows Embedded Standard 7を搭載し、多くの企業で利用されるWindows向けの業務用ソフトウェアをそのまま利用できるのが特徴。ベースとなるタブレットはオンキヨーデジタルソリューションズ株式会社が開発を担当している。
業務用の高レベルなセキュリティ性能が確保され、特定のプログラムのみを実行したり、または使用を禁じることができる「AppLocker」機能をサポート。業務に不要なプログラム実行を制限すると同時に、システム管理コストの低減に貢献する。
また、製造・医療現場での活用を想定し、電磁スタイラスを標準装備。通常のタッチ操作以外に手袋を装着した状態でも操作可能とした。肩掛け可能なソフトケースやキーボード機能を使用できるドッキングステーション、Bluetoothキーボードもオプションとして用意される。
CPUにIntel AtomZ670 1.5GHz、メモリ2GB、ストレージに32GBのSSDを搭載し、Windows上でも業務用システムを快適に運用できる。10.1インチ(1024×600ドット)のTFT液晶ディスプレイ、マルチタッチ対応の静電容量式+電磁誘導式タッチパネルを採用。USB2.0、SDカードスロット、マイク、ヘッドホン端子などのインターフェイスや、130万画素のWebカメラを備える。通信機能はBluetooth Ver2.1+EDRをサポートするほか、IEEE 802.11b/g/nの無線LAN機能に対応する。
外形寸法はW267×D173×H15.5mmで、重量は約892g(バッテリー含む)。バッテリー駆動時間は約5.7時間。VCCIはClass Bで、日本版RoHS指令といえるJ-MOSSにも対応している。
文: GDM編集部 絵踏 一
クオリカ株式会社: http://www.qualica.co.jp/