モバイル端末の大容量、低価格化を実現する10nm世代eMMC

韓国の半導体大手メーカーSAMSUNGから、10nmクラスのプロセス技術を採用した64GB embedded multimedia card（eMMC）カードが発表された。インターフェイスはJEDECのeMMC4.5に準拠する。

10nmクラスにプロセスを微細化したことで、これまでの20nmクラス製品より生産性が約30％向上しており、スマートフォンやタブレット端末の大容量、低価格化が可能。また基板サイズも従来モデルの16×12mmから13×11.5mmへとコンパクト化されている。

転送速度はシーケンシャル読込260MB/sec、書込50MB/sec、ランダム読込5,000 IOPS、書込2,000 IOPSで、Class 10のSDカードに比べると最大10倍の高速アクセスを実現する。

文： GDM編集部 池西 樹
SAMSUNG電子： http://www.samsung.com/