2012.11.29 13:06 更新
2012.11.29 配信
データセンターでの運用などを想定して開発された、エンタープライズ向け3.5インチHDDの新製品「MG03」シリーズが発表された。サンプル出荷開始は12月上旬の予定。
「MG03SCP400」(4TB)は、SASインターフェイスを採用。暗号化機能(TCG-EnterpriseSSC)を搭載。再利用時や廃棄前に暗号キーを消去し、その後の復号を不可能にすることで瞬時にデータ無効化ができる「クリプトグラフィックイレーズ機能」を備え、盗難の際や再利用時、廃棄後に記録データが読み取られる事を防止する。ラインナップは4TBモデルのほか、3TB「MG03SCP300」、2TB「MG03SCP200」、1TB「MG03SCP100」が用意される。
また、システム記憶容量当たりのコスト低減を図ったSATAインターフェイスモデル「MG03ACA400Y」(4TB)は、セキュリティ規格ATA Security Feature setに準拠。「クリプトグラフィックイレーズ機能」を備え、3TB「MG03ACA300Y」、2TB「MG03ACA200Y」、1TB「MG03ACA100Y」がラインナップする。
さらに、廃棄前にシステム側からの指示に従い、ディスク全周に対して指定データを指定回記録することで、再利用時や廃棄後にHDDに記録されたデータの流出を防ぐことができる「オーバーライト機能」を搭載した、「MG03SCA400」(4TB/SAS)、「MG03ACA400」(4TB/SATA)も併せて発表されている。
文: GDM編集部 松枝 清顕
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