R.O.G.シリーズの特徴はそのままに、各クロックを定格動作に設定したゲーマー向けモデル

ASUSTeKが展開するゲーマー向けブランド「R.O.G.（Republic of Gamers）」シリーズから、Radeon HD 7970 GHz Edition搭載グラフィックスカードが登場した。先日登場したフラグシップモデル「MATRIX-HD7970-P-3GD5」の下位モデルにあたる製品でコア、ブースト、メモリの各クロックが定格動作に設定されているのが特徴。

オーバークロッカーやベンチマーカー向けに特化したコンセプトはそのままに、基板上にはGPU電圧を自由に設定できる「TweakIt」用ボタン、GPU/メモリ電圧を直接計測できる計測用接点「ProbeIt」、ファンの回転数を強制的に100％動作に固定する「Turbo Fan Activator」ボタン、GPUの負荷の状態をLEDで表示する「LED Load Indicator」などの機能を搭載する。

また電源回路は、電流ノイズを最大30％低減したデジタル回路「DIGI+VRM」の20フェーズ構成でオーバークロック時の安定性を向上。搭載コンポーネントも「Super Alloy Power」仕様とすることで発熱を抑え、耐久性も高められている。

主なスペックはコアベースクロック1,000MHz、ブーストクロック1,050MHz、メモリクロック6,000MHz。メモリバス幅は384bitで、GDDR5 3GBメモリが実装される。また、外部インターフェイスはDVI-I×1（Single Link対応）、DVI-D×1（Dual Link対応）、DisplayPort×4。PCI-Express補助電源は8pin×2で、対応バスインターフェイスはPCI-Express3.0（x16）。

文： GDM編集部 Tawashi
ASUSTeK Computer Inc.： http://www.asus.co.jp/