2012.12.20 11:27 更新
2012.12.20 配信
ECSは12月19日付けプレスリリースにおいて、エンタープライズ、マルチメディア、コンシューマーの3つのセグメント向けて設計されたThin Mini-ITXマザーボード6モデルを発表した。
エンタープライズ向け製品は、Intel Q77 Expressを搭載した「Q77H2-TI」とIntel B75 Expressを搭載した「B75H2-TI」の2モデル。第2/3世代Core iシリーズをサポートし、業務向けにも耐えられるようコンデンサには固体コンデンサを採用する。SATAは「Q77H2-TI」がSATA3.0×2、「B75H2-TI」がSATA3.0×1、SATA2.0×1で、拡張スロットはmini PCI-Express×2を実装。ディスプレイ出力はHDMI×1、DisplayPort×1を標準装備し、デュアルディスプレイにも対応する。
マルチメディア向け製品は、Intel H61 Expressを搭載した「H61H-G11」「H61H2-TI」の2モデル。「H61H-G11」はコストパフォーマンスを重視した製品で、拡張スロットはmini PCI-Express×1、インターフェイスはSATA2.0×2、USB2.0×4、ギガビットLAN×1、HDMI×1、音声端子×2を搭載する。「H61H2-TI」は拡張性を向上させた上位モデルで、拡張スロットはmini PCI-Express×2、インターフェイスはSATA2.0×2、USB3.0×2、USB2.0×2、ギガビットLAN×1、HDMI×1、DisplayPort×1、音声端子×2を搭載する。なおCPUは、いずれも第2/3世代Core iシリーズに対応し、「H61H-G11」はTDP95W、「H61H2-TI」はTDP77Wまで。
コンシューマー向けには、先日リリースされたCeleron 847/807オンボード「NM70-Ti」とAtom D2700/2550/2500を搭載した「CDC-TI」が用意される。ファンレス設計の「CDC-TI」は、唯一拡張スロットにPCI-Express(x1)を実装しておりAll In One向け組み込みシステムにも向く。チップセットはIntel NM10 Expressで、SATAポートはSATA2.0×2。インターフェイスはUSB2.0×2、ギガビットLAN×1、HDMI×1、D-Sub×1、音声端子×2を搭載する。
文: GDM編集部 池西 樹
Elitegroup Computer Systems: http://www.ecs.com.tw/