2013.02.07 10:30 更新
2013.02.07 配信
FILCOより、コンパクトキーボードの新定番を狙う意欲作「Majestouch MINILA」がリリースされた。最大の特徴は、スペースキーの両サイドに2つのファンクションキー(Fnキー)を配置する、新設計の“親指ダブルファンクションキー配列”(意匠登録出願中)。ファンクションキーの押し合わせによるキーの共通化により、フルキーボードと同じ19mmのキーピッチを維持しつつ、キー数を必要最小限に抑えている。手をホームポジションから離すことなく全てのキーにアクセスできるという設計は、PFUのHappy Hacking Keyboardとも共通するアプローチだ。
キースイッチにはリッチな打鍵感を演出する独ZF Electronics社製のCherry MXスイッチを採用。打ち心地の異なる茶軸/青軸/黒軸/赤軸の4種類から好みで選択できる。キー数は日本語配列の「Majestouch MINILA JP」が68キーで、英語配列の「Majestouch MINILA US」が67キーを搭載、最大6キーの同時押しに対応する。
また、底面に実装するDIPスイッチを使用することで、Windowsキーやアプリケーションキーの無効化をはじめ「CapsLock」キーと「Ctrl」キーの入れ替え、「Esc」キーと「半角/全角」キーなど共通キーの優先逆転など、様々なカスタマイズが可能になる。
外形寸法はW297×D124×H40-46mmで、重量は680g。接続インターフェイスは脱着式のケーブル(1.8m)を採用するUSBで、背面には本体接続用とは別にUSBポート×1を搭載する。パッケージには本体のほか、USBケーブル、交換用キーキャップ、キー引抜工具が同梱される。
また、同時にCherry MXスイッチ用のキーロック「FKL01」もリリースされた。キースイッチとキーキャップの間に滑り込ませてキーの押し下げを物理的に防止するという仕組みで、同様の製品は東プレ製の静電容量式スイッチ向けのモデルが有名。パッケージにつき10個入りで販売される。
文: GDM編集部 絵踏 一
ダイヤテック株式会社: http://www.diatec.co.jp/