2013.02.26 11:45 更新
2013.02.24 配信
スペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2013」にて、Intelより32nmプロセスを採用するタブレット・スマートフォン向けの新世代Atom SoC「Atom Z2500」シリーズが発表された。「Clover Trail+」の開発コード名で呼ばれていたプラットフォームで、ラインナップは「Atom Z2580」「Atom Z2560」「Atom Z2520」の3モデル。
それぞれCPU/GPU動作クロックが異なり、「Atom Z2580」は2.0GHz/533MHz、「Atom Z2560」は1.6GHz/400MHz、「Atom Z2520」は1.2GHz/300MHzで動作する。CPUコアはデュアルコア構成で、Hyper-Threading Technologyに対応。そのほか、LP-DDR2対応デュアルチャネルメモリコントローラを実装し、キャッシュは1コアあたり512MBを搭載する。
また、GPUは従来の「Atom Z2460」に対し3倍のパフォーマンスを発揮、1080p/30fpsのビデオデコードとエンコードに対応する。最大表示解像度は1920×1200ドットで、イメージング機能も強化。2台のカメラをサポートし、最大1600万画素の静止画、パノラマ撮影、800万画素/15fpsのburst mode撮影が可能。
これら「Clover Trail+」世代の「Atom Z2500」シリーズを採用するスマートフォンは、現在ASUSTeK、Lenovo、ZTEなどから製品化が発表されている。
文: GDM編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/