2013.03.15 10:00 更新
2013.03.15 配信
1月28日付けの取材記事でお伝えした米Unicomp製“Model-M”キーボードについて、ダイヤテックより国内販売の開始が正式にアナウンスされた。販売形態は直販サイト「ダイヤテックオンラインショップ」による限定販売となる。
「Model-M」と通称されるこれらの製品は、弦巻バネを内包したバックリングスプリング機構と呼ばれる特殊構造を採用したキーボード。かつてIBMが「PC/AT」向けに生産を行なっていたキーボードを起源とする正当後継モデルにあたり、今でも当時そのままのスイッチ機構が搭載されている。現在一般的なメンブレンスイッチやメカニカルスイッチ、静電容量スイッチのどれとも異なる唯一無二の硬質な打鍵感には、今でも愛好者が多い。
なお、打鍵感や使用感についてはこちらのレビューを参照していただきたい。
来週より販売が開始されるラインナップは、往年のModel-Mそのままの大型モデル「Classic」、スリムフレームを採用した省スペースモデル「Ultra Classic」、Ultra ClassicのMac配列版「Spacesaver M」、トラックポイントを内蔵する「EnduraPro」の4製品で、それぞれにブラックモデルとホワイトモデルを揃える。
いずれも配列は104キー英語配列で、接続インターフェイスはUSB。トラックポイント内蔵の「EnduraPro」には交換用のポインタも付属する。外形寸法と重量は、「Classic」がW490×D210×H43-57mmで約1.85kg、その他モデルがW455×D180×H43-55mmで約1.6kgと、重厚長大だ。
文: GDM編集部 絵踏 一
ダイヤテック株式会社: http://www.diatec.co.jp/
Unicomp, Inc.: http://pckeyboard.com/