太陽誘電、静電容量270Fシリンダ型リチウムイオンキャパシタの量産開始

2013.04.22 13:30 更新

2013.04.22 配信

太陽誘電株式会社（本社：東京都台東区）は2013年4月22日、従来品より静電容量を35％向上させた、静電容量270Fシリンダ型リチウムイオンキャパシタ「LIC2540R 3R8277」を発表した。製品は4月より量産が開始され、月産10万個体制を構築、サンプル価格は5,000円。

内部構造を最適化し、小型化・大容量化を実現

静電容量270F シリンダ型リチウムイオンキャパシタ量産開始
http://www.yuden.co.jp/jp/cms/wp-content/uploads/2013/04/130422_270FLithiumIonCapacitor_HP.pdf

LIC2540R 3R8277

　集中検針システムやスマートメーター、さらに再生可能エネルギーを利用した分散型電源のバックアップ用電源向けに開発された、シリンダ型リチウムイオンキャパシタ新製品。
　今後、内部構造を最適化し、従来製品に比べ静電容量を35％向上。小型化、大容量化などシリンダ型ラインナップの拡充を目指すとしている。

「LIC2540R 3R8277」は、最大使用電圧3.8V、下限電圧2.2V、公称静電容量は270Fで、内部抵抗は50mΩ。使用温度範囲は－25～60℃で、外形寸法は、φ25.0mm±0.5mm×L40.0mm±2.0。なおこの製品は、2013年4月より子会社の太陽誘電エナジーデバイス株式会社（本社：長野県上田市）で量産が開始され、月産10万個体制を構築。サンプル価格は5,000円。

文： GDM編集部松枝清顕
太陽誘電株式会社： http://www.yuden.co.jp/jp/