2013.05.23 13:01 更新
2013.05.23 配信
AMDは2013年5月23日、モバイル向け省電力APUとしてタブレット端末向け「Temash」とエントリーノートPC向け「Kabini」を発表した。
いずれもCPUコアにはクアッドコアデザインのJaguarコアを採用し、GPUコアにはGCNアーキテクチャを採用したRadeon HD 8000シリーズが内蔵される。またサウスブリッジの機能も統合され、完全な1チップSoCとして提供されるのも特徴だ。
Clover Trail世代のAtom対抗とされる「Temash」は、4コア、Radeon HD 8250構成のパフォーマンスモデル「A6-1450」と2コア、Radeon HD 8210構成の「A4-1250」、2コア、Radeon HD 8180構成の「A4-1200」の3機種。特に「A4-1200」では3.9Wという低消費電力を実現し、ファンレスタブレットにも対応できるとのこと。
Intelの低消費電力CPU対抗となる「Kabini」は、4コアモデルがTDP25Wの「A6-5200」とTDP 15Wの「A4-5000」の2機種。2コアモデルがTDP15Wの「E2-3000」、「E1-2500」、TDP9Wの「E1-2100」の3機種が用意される。
また今年3月に発表された「Richland」シリーズにも新たに8モデルが追加。こちらは仕様に大きな変更はなく、基本的には動作クロックを向上させた製品と考えていいだろう。
文: GDM編集部 池西 樹
AMD: http://www.amd.com/