2013.06.04 15:40 更新
2013.06.03 配信
昨年の8月21日付けリリースにてお伝えした、東芝のエンタープライズ向けSSD(eSSD)「PX02SM」シリーズのサンプル出荷がいよいよ来月より開始される。2.5インチのエンタープライズ向け製品としては業界最大容量となる1.6TBモデル「PX02SMB160」をはじめ、全4モデルをラインナップ。高速タイプの高性能サーバーや階層化された高性能ストレージシステム向けに、さらなるパフォーマンスを提供する。
24nmプロセスのeMLC(エンタープライズマルチレベルセル)タイプのNAND型フラッシュを採用。SAS-2.0(6.0Gbps/12Gbps capable)の高速インターフェイスと新開発の高速コントローラを実装し、シーケンシャル読込900MB/s、書込400MB/s、ランダム4k読込120,000 IOPS、書込25,000 IOPSを実現する。
また、複数のエラー訂正回路を備える独自のエラー訂正技術「QSBC」を採用。発生する様々なエラーごとに適切な回路が対処することで、より効率的で精度の高い処理を可能にした。
エンタープライズ向けだけに高耐久設計も特徴で、平均故障時間(MTTF)は2,000,000時間。製品寿命は24時間365日駆動で約5年間とされ、総書き換えデータ量は1.6TBモデルで29.2PBの長寿命を実現する。
なお、形状は2.5インチで、厚みは1.6TBが15mm、その他3モデルが7mm厚となる。平均消費電力は9.0W。
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社 東芝: http://www.toshiba.co.jp/