2013.06.18 16:21 更新
2013.06.18 配信
テックウインドは、高並列アプリケーションにおいて、最高水準の性能を提供するIntel Xeon Phiコプロセッサの新モデル「3120A」「3120P」「7120P」の取り扱い開始を発表した。いずれも6月下旬より出荷が開始される。
「3120A」と「3120P」は、現行モデル「5110P」の下位モデルで、コア数は57基、クロック周波数は1.1GHz、メモリ速度は5GT/secで、倍精度ピーク性能は1.003TFLOPS。消費電力は300Wで、前者はアクティブクーラー、後者はパッシブクーラーを搭載する。
フラグシップモデル「7120P」は、コア数61基、クロック周波数1.238GHz、メモリ速度は5.5GT/secで、倍精度ピーク性能は1.208TFLOPSに及ぶ。なお消費電力はこちらも300Wで、パッシブクーラーを搭載する。
またテックウインドでは、これらのXeon Phiコプロセッサに対応する1U/4Uタイプのサーバースターターキットを新たにラインナップに追加した。
Intel「S1600JP4」ベースの1Uタイプは、コプロセッサを1枚搭載。CPUはIntel Xeon E5-2620(6コア/12スレッド/2GHz/TB時2.5GHz/L3キャッシュ15MB)、DDR3 16GB(DDR3-1600/ECC Registered DIMM/4GB×4)を標準装備。ストレージはIntel SSD520 240GB×1(最大4台)、ネットワークはギガビットLAN×4の「Intel Ethernet Controller I350」を採用する。
最大4枚のコプロセッサを実装できる、4UタイプはSuperMicro「X9DRG-QF」ベース。CPUに、Intel Xeon E5-2620を2基搭載し、メモリはDDR3 32GB(DDR3-1600/ECC Registered DIMM/4GB×8)。ストレージはIntel SSD520 240GB×1(最大8台)で、こちらもネットワークはギガビットLAN×4の「Intel Ethernet Controller I350」を採用する。
文: GDM編集部 池西 樹
テックウインド株式会社: https://www.tekwind.co.jp/