2013.06.25 11:50 更新
2013.06.24 配信
PCI-Express接続SSDや高速RAIDカード、キャッシング・マネージメントソフトウェアで構成される、LSIのデータセンター向けソリューション「Nytro」に属する新製品がリリースされた。発表されたのはPCI-Express接続の大容量高速SSDとSSDをオンボード搭載するRAIDカードの計3製品で、RAIDソフトウェアにも新機能が追加されている。
「Nytro WarpDrive BFH8-3200」は、4GB/s以上のスループット性能を実現するPCI-Express3.0対応のSSD。50μ秒の低レイテンシと最大毎秒238Kトランザクションの高速性能を誇る。フルハイトの製品で、ロープロファイルの従来モデルに比べ2倍となる3.2TBの大容量を実現した。接続インターフェイスはPCI-Express3.0(x8)。「Nytro MegaRAID NMR 8110-4e」は、200GBのSSDをオンボード搭載するRAIDカード。基板上にデュアルコアRAIDプロセッサ「LSISAS2208」を実装し、RAIDレベルは0/1/5/6をサポート。6Gbps対応の外部ポート(SFF-8088)に最大128基のSATA+SASドライブを接続できる。キャッシュは1GB(DDR3 1333MHz)で接続インターフェイスはPCI-Express3.0(x8)。
「Nytro MegaRAID NMR 8120-4e」は、800GBのSSDをオンボード搭載した内部接続仕様のRAIDカード。RAIDプロセッサはデュアルコアの「LSISAS2208」を実装、RAIDレベルは0/1/5/6をサポートし、最大128基のSATA+SASドライブを接続できる。上記同様に1GB(DDR3 1333MHz)のキャッシュメモリを実装、接続インターフェイスはPCI-Express3.0(x8)。
また、RAIDソフトウェアには、Nytro MegaRAIDカードにブート機能を移動できる「Nytro Boot」、キャッシュの有効領域を拡張する「Elastic Cache」、Nytro MegaRAIDカードのキャッシュ使用効率を向上させる「Flexible Flash」など新機能が追加されている。
文: GDM編集部 絵踏 一
LSI Corporation: http://www.lsi.com/