2013.06.27 13:00 更新
2013.06.27 配信
車載用HDDとしては業界最大容量となる、320GBの2.5インチHDD「MQ01AAD032C」が東芝から発表された。高い耐振動性と厳しい環境温度への対応はそのままに、カーナビの高機能化に合わせた大容量化を実現した。200GB/100GBモデルとともに、今年8月から量産が開始される見込みだ。
320GBモデルの「MQ01AAD032C」は、従来の200GBモデル「MK2060GSC」に比べ内部転送レートが約28%向上。さらなるデータ処理の高速化を果たしている。さらに可動部品の軽量化や筺体の高剛性化、ヘッド位置補正技術の採用により、24.5m/s2(50~200Hz)のハイレベルな耐振動性を実現。PC向けの2~3倍に達する耐振動性を確保し、安定したデータアクセスを可能にしている。
また、車載用ならではの厳しい環境温度に対応。動作時-30~85℃、非動作時-40~+95℃の過酷な環境下における動作をサポートする。さらに東芝独自の空気力学を駆使したヘッド浮上設計により、海抜5,650mに相当する494.9ヘクトパスカルの低気圧でも使用可能だ。
インターフェイスはATA8/SATA 2.6(3/1.5Gbps)で、回転数4,200rpm、平均シーク時間12ms。プラッタ枚数は320GB/200GBモデルが2枚で100GBモデルが1枚構成。形状は2.5インチで外形寸法はW69.85×D100×H9.5mm、重量は最大105g。
文: GDM編集部 絵踏 一
株式会社 東芝: http://www.toshiba.co.jp/