2013.07.01 16:30 更新
2013.07.01 配信
ソフトバンクとウィルコム双方より、ウィルコムの会社更生手続終結が発表された。た2010年2月の会社更生手続開始申し立てから約3年半、会社再建を完了させ本日付けでソフトバンクの連結子会社として新たなスタートを切った。
ウィルコムは経営破綻した2010年2月に、東京地方裁判所に対して会社更生手続開始の申し立て、その後ソフトバンクの全発行株式取得により同社傘下で再建を進めてきた。更生計画は6年間の均等弁済とされていたところ、順調な業績の回復もあり、ソフトバンクからの資金調達を経て、更生債権(約271億円)の一括繰上弁済を実施。本日付けで更生手続きを終えることとなった。
なお、ウィルコムの累計契約数(PHS及び3Gサービスの合計)は2010年12月末時点で378万件まで落ち込んでいたものの、ソフトバンク支援のもと2011年1月には20ヶ月ぶりに純増契約数プラスを達成。2013年5月末時点では545万件まで回復した。また、業績も2011年度第2四半期には四半期ベースで営業黒字に転じ、その後も黒字を維持し続けている。
文: GDM編集部 絵踏 一
ソフトバンク株式会社: http://www.softbank.co.jp/ja/
株式会社ウィルコム: http://www.willcom-inc.com/ja/index.html