2013.07.11 19:00 更新
2013.07.11 配信
スペースの制約が大きいスマートフォンやタブレットで、ハイエンドデジタルカメラと同等の手ぶれ補正を実現するドライバICチップ「RAA305170GBM」がルネサスからリリースされた。
モバイル向けとしては世界で初めてセンサー回路とドライバ回路を3系統搭載し、最大3台のアクチュエータを同時に制御可能。さらに高性能CPUコア(RL78)とサーボ制御用DSP(Digital Signal Processing)を並列処理させることで、最高レベルの手ぶれ補正を実現した。
またIC内部に不揮発性フラッシュメモリを内蔵し、時間のかかるファームウェアダウンロード処理を排除。CPUの起動時間を、既存モデルの40msecから0.7msecへと短縮化でき、カメラの起動時間を大幅に高速化できる。
なおサンプル出荷は本日7月11日より開始され、2014年第1四半期から月産1,000万個の量産を計画している。
文: GDM編集部 池西 樹
ルネサス エレクトロニクス株式会社: http://japan.renesas.com/