2013.08.21 12:50 更新
2013.08.21 配信
受熱ベースの熱移動にバーティカルベイパーチャンバーとヒートパイプを組み合わせたサイドフローCPUクーラーの新製品。昨年7月に発売された「TPC 812」から、φ6mmヒートパイプを4本に削減することで大幅なスリム化を達成。周辺コンポーネントとの干渉を抑えたデザインとした。
バーティカルベイパーチャンバーは、ヒートパイプに比べ、放熱フィンとの接触面積が約3倍、さらに放熱フィン内を通過する空気抵抗を2分の1に低減でき、より高速な熱移動が可能。またエアフローを最適化した独自デザインの放熱フィンを組み合わせ、優れた冷却性能を実現させた。
搭載ファンは120×120×25mmで、回転数は600~2,000rpm±10%(PWM)、風量は24.9~82.9CFM±10%、騒音値は9~36dBA。ファンの固定は金属製ブラケットに比べて容易に着脱ができる“クイックスナップファンブラケット”方式を採用する。
外形寸法は、W145×D97×H161.6mm、重量約762g(ヒートシンク640g/ファン122g)。放熱フィン素材はアルミニウム、受熱ベースは銅製。CPUの固定はマルチソケットブラケットで、対応ソケットは、Intel LGA2011/1366/1156/1155/1150/775、AMD Socket FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。
文: GDM編集部 池西 樹
Cooler Master: http://www.coolermaster.co.jp/