2013.08.28 16:35 更新
2013.08.28 配信
デルは、エンタープライズ向けストレージソリューション「Compellent」シリーズに、同社初のフラッシュ・ストレージ・ソリューション「Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューション」を発表した。
企業データベースやオンライントランザクション(OLTP)処理に要求される低遅延・高IOPSを満たすため、書き込み用SLC SSDと読み出し用MLC SSDを搭載。ストレージ全体でデータを自動階層化することで、OLTPワークロード処理中の遅延を1/1,000秒以下に抑え、100K以上のIOPSを達成した。さらに既存のフラッシュストレージに比べて、運用コストを最大75%削減できるとしている。
また5Uサイズに84台のHDDを収納可能な高密度エンクロージャ「SC280高密度エンクロージャ」(最小構成売価税込12,382,420円)も同時リリース。容量4TBのHDDを使用すれば、従来の2Uラックの2.8倍にあたる336TBの大容量ストレージシステムを構築できる。
その他、ソフトウェアの新バージョンとして、MLCとSLC SSDの階層化をサポートするストレージコントローラソフトウェア「Dell Compellent Storage Center v6.4」や、2PBのシングルネームスペースをサポートする新ファイルシステム「Dell Fluidファイルシステム(FluidFS)v3」も発表されている。
文: GDM編集部 池西 樹
デル株式会社: http://www.dell.co.jp/