2013.10.01 13:22 更新
2013.10.01 配信
元NASAの技術者であるトマ・シベ氏のエリジウムスペース社(アメリカ サンフランシスコ)は世界で最も低価格な宇宙葬を提供する「葬儀屋」。今回紹介する宇宙葬「記念宇宙葬(Memorial Space Flight)」は、10月1日より日本でのサービスが開始された、同社の画期的な商品。その詳細はこうだ。
まずは遺灰の一部をカプセルに納め、宇宙に打ち上げる。カプセルを搭載したエリジウムスペース社の人工衛星は、地球の周回軌道に乗り、90分に1周の周期で地球を周回。故人の家族や友人は、その周回の様子を無料アプリ(iOS、Android)によって、スマートフォンやタブレット端末で、今どこに衛星がいるのかを確認する事ができるというのだ。
なお遺灰を載せた人工衛星は、数ヶ月の周回の後、再び大気圏に突入。流れ星となって燃え尽きる。つまり、懸念されるスペースデブリ(宇宙ごみ)にならず、環境にも配慮されている。
気になる価格は1,990ドルで、最初の打ち上げは2014年夏の予定。
打ち上げ失敗は無きよう |
文: GDM編集部 松枝 清顕
エリジウムスペース: http://elysiumspace.com/