2013.10.15 15:57 更新
2013.10.15 配信
COMPUTEX 2013でお披露目された、Antecブランドの新作オールインワン水冷キット「Kuhler H2O」シリーズの国内発売が10月18日より順次開始される。
最大の特徴は、これまで水冷ヘッドに搭載されていたポンプをラジエター側ファンに一体化。これにより、ポンプの大型化が可能となり、大型ラジエターを使用した場合でも圧送力を低下させることなく効率的にクーラント液を循環できるようになった。
「Kuhler H2O 1250」は、240mmの大型ラジエターを採用したフラグシップモデル。2基の冷却ファンそれぞれにポンプを内蔵する「デュアルポンプ」構造により、水路の長いラジエターでも高速な流量を確保し、クラス最高レベルの冷却性能を実現した。
冷却ファンは、PWM対応120mm静音ファン×2で、回転数は600~2,400rpm(高精度温度センサーにより自動調整)。外形寸法は、ラジエター部がW120×L278×H27mm、ウォーターブロック部がW70×L70×H26mm、チューブ長は300mm。
Kuhler H2O 950 | Kuhler H2O 650 |
120mmラジエターモデルは、上位モデル「Kuhler H2O 950」と下位モデル「Kuhler H2O 650」の2機種。両者の違いはラジエターサイズで、前者はW120×L160×H50mm、後者はW120×L157×H27mm。なお冷却ファンや水冷ヘッドのスペックは「Kuhler H2O 1250」と同様となる。
水冷ヘッドの固定は、スライド式アームを備えるユニバーサルブラケットを採用。対応ソケットはIntel LGA2011/1366/1156/1155/1150/775、AMD Socket AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2。ヘッド部分にはCPUの温度が確認できるフルカラーRGB LEDが内蔵され、ファンの回転数や温度のモニタリング/コントロールができるユーティリティ「Antec Grid」が付属される。
文: GDM編集部 池西 樹
Antec Inc.: http://www.antec.com/
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