2013.10.21 17:14 更新
2013.10.18 配信
「Qualcomm Quick Charge 2.0」はQualcommが提唱する次世代の高速充電機能で、同社製最新プロセッサSnapdragon 800搭載端末と対応機器を組み合わせることで使用できるというもの。従来のUSB給電技術を使用した充電器に比べ、最大75%高速な充電を可能にする。
今回Power Integrationsから発表されたのは、世界で初めて「Quick Charge 2.0」に対応したスマートフォン向け高速充電器の評価用プラットフォーム「DER-381」。同社が開発したAC-DC壁面型充電器IC「ChiPhy」とスイッチング電源用IC「TOPSwitch-JX」、インターフェイスIC「CHY100D」をパッケージングしたもので、対応端末からUSBケーブルを介して送られたコマンドを検知、出力電圧を増加させてバッテリーへの送電を制御する。
最大24Wの出力が可能なほか、出力電圧5/9/12V、出力電流最大2Aに対応。下位互換性も確保されているため、非対応端末を接続した場合は自動的に電圧増加機能を停止、通常のUSB充電器として使用できる。
文: GDM編集部 絵踏 一
Power Integrations, Inc.,: http://www.powerint.com/