VIA初のクアッドコアARMプロセッサ搭載Pico-ITXマザーボード

「VAB-820」は、Cortex-A9ベースのクアッドコアプロセッサi.MX6Quad（1.0GHz）を搭載したPico-ITXマザーボード。TDP7Wの低電力動作と-20℃～70℃の広温度域対応により、車載向けやエネルギー管理など幅広い用途に使用できる。

ディスプレイ出力はHDMIとLVDSが用意され、デュアルディスプレイをサポート。また2D/3Dアクセラレーション機能と動画再生支援機能を備えたGPUを内蔵し、フルHD（1080p）動画の再生も可能とした。

主なスペックは、DDR3 1GBメモリと4GBのeMMC NANDフラッシュを搭載。外部インターフェイスは、ギガビット有線LAN×1（Micrel KSZ9031RNX）、USB2.0×2、HDMI×1、microSD×1、コンポジットRCA×1、miniPCI-Express×1を備え、シリアル、USB2.0、GPIOなどのピンヘッダが用意される。

電源供給は基板上のDC-INのほか、PoE（Power over Ethernet）に対応。基板サイズは100×7.2mmで、対応OSはAndroidとUbuntu。

文： GDM編集部 池西 樹
VIA Technologies： http://www.via.com.tw/