大気の1/7という低密度を誇るヘリウムガス封入により、ディスク回転時の摩擦を低減する特許技術「HelioSeal」を採用した3.5インチHDDの新製品。7枚のプラッタを内蔵し、3.5インチHDD初となる6TBの大容量を実現。さらにアイドル時の消費電力を約23％、発熱は4～5℃低減させた。

また完全に密閉されたシールド構造を採用するため、非導電性の溶媒による液冷に対応。空冷に比べて低コストで冷却が可能となり、データセンターのTCOを大幅に削減することができる。

対応インターフェイスはSATA/SAS 6Gbps、回転数は7,200rpm、バッファ容量は64MBで、アプリケーション負荷は550TB/年。消費電力はアイドル時5.3W（SATA）/5.7W（SAS）、ランダムアクセス時7.3W（SATA）/8.7W（SAS）、ノイズレベルはアイドル時2.0Bels、アクセス時3.6Bels。MTBFは200万時間で、重量は約640g。

文： GDM編集部 池西 樹
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