2013.11.07 16:00 更新
2013.11.07 配信
EIZOブランドが展開する、映像クリエイター向け液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの新製品。Adobe RGBカバー率99%のノングレアIPSパネル採用により、鮮やかなデータ表示が可能。またバックライトに広色域LEDを搭載することで、色表現を維持したまま消費電力を40%低減させた。なお液晶サイズは27インチで、解像度はWQHD(2560×1440ドット)に対応する。
「ColorEdge CG277」は、ワークフローで厳密な色管理と運用が求められるプロフェッショナルフォトやプリプレス向け上位モデル。代表的な放送規格で定められた色域とガンマを再現できる、EBU、Rec709、SMPTE-C、DCIモードを備え、ボタン一つで表示の切り替えが可能。
またHDMI接続時に映画フィルムと同等の表示ができる1080/24p出力や、DisplayPort入力時に4K×2K解像度を縮小表示できるエミュレーション機能を備え、本体下部には単体でキャリブレーションが行える「キャリブレーションセンサー」が内蔵される。
「ColorEdge CG277」は、デザインやデジタルフォト、研究開発などをターゲットにしたミドルレンジ。キャリブレーションセンサーとカラーマネジメントソフトが同梱された「CX271-CNX」、カラーマネジメントソフトのみ同梱された「CX271-CN」、フォトカラーマッチングソフトウェアが同梱された「CX271」の3モデルが用意される。
基本スペックは共通で、視野角は水平/垂直178度、輝度300cd/m2、コントラスト比1,000:1、応答速度6ms。インターフェイスはDVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1の3系統で、モニターコントロール用のUSB2.0×2とUSB2.0ハブポート×2を備える。
外形寸法は、「ColorEdge CG277」がW653×D379.5×H432.5~584mm、「ColorEdge CG277」がW646×D281.5×H425~576.5mm、重量約12.7kg。なお「ColorEdge CG277」には映り込みを抑える専用フードが付属される。
文: GDM編集部 池西 樹
EIZO株式会社: http://www.eizo.co.jp/