2014.02.18 23:00 更新
2014.02.18 配信
NVIDIAから、開発コードネーム「GM107」こと「Maxwell」アーキテクチャを採用したミドルレンジGPU「GeForce GTX 750/750 Ti」がリリースされた。
「Maxwell」では、32基のCUDAコアで構成されるコントロールユニットを4基まとめた「SMM」(Steaming Multiprocessor Muxwell)方式を新たに採用。192基のCUDAコアを1つのユニットとして扱う「Kepler」の「SMX」(Streaming Multiprocessor eXtreme)方式から、トランジスタ密度と処理効率を大幅に向上させた。
さらに「Maxwell」では、L2キャッシュ容量が約8倍に増量。これにより、ビデオメモリへのリクエストが大幅に削減され、ワットパフォーマンスは「Kepler」から約2倍へと引き上げられている。
「Maxwell」では「SMM」方式を採用することで、「Kepler」からワットパフォーマンスは2倍に向上 |
「NVIDIA GeForce GTX 750 Ti」と「NVIDIA GeForce GTX 750」はCUDAコア数、メモリクロック、TDPで差別化され、前者がCUDAコア数640基、メモリクロック5,400MHz、TDP60W、後者はCUDAコア数512基、メモリクロック5,000Mhz、TDP55W。それ以外のスペックは共通で、ベースクロック1,020MHz、ブーストクロック1,085MHz、メモリバス幅は128bitで、GDDR5 1GB/2GBメモリを標準装備する。
NVIDIA GeForce GTX 750 Ti(左)とNVIDIA GeForce GTX 750(右)のパフォーマンス |
バスインターフェイスはPCI-Express3.0(x16)、出力インターフェイスはDualLink DVI×2、miniHDMI×1で、PCI-Express補助電源は非搭載。なお国内発売は即日開始される。
文: GDM編集部 池西 樹
NVIDIA Corporation: http://www.nvidia.co.jp/