2014.03.04 14:40 更新
2014.03.04 配信
業界最大クラスの600GBの大容量モデルをラインナップする、エンタープライズ向け2.5インチHDDの新モデル「AL13SXB」シリーズが東芝からリリースされた。ディスク媒体の磁気記録層とヘッドの機能向上により高密度化を図り、従来機種「MK3001GRR」シリーズに比べ2倍の大容量化を実現。データ転送速度は最大27%高速化し、エネルギー消費効率も約40%向上している。
暗号化モデル「AL13SXQ」シリーズは、AES256暗号アルゴリズムを使用するTCG enterprise SSC規格対応の暗号機能を搭載。さらに政府機関での使用を想定し、一部のモデルではFIPS 140-2認証取得の準備も進められている。
また、「AL13SXB」シリーズの一部モデルと「AL13SXQ」シリーズには、廃棄・再利用時に記録データを短時間で無効化する機能「Sanitize Device Feature set」を搭載。機密性の高いデータや個人情報などを短時間で無効化し、効率的な廃棄・再利用を可能にする。
なお、物理データブロック長が4KBの製品では、予期せぬ電源遮断時にもキャッシュにある未記録データを磁気記録メディアに書き込む技術を搭載。データを失う危険を回避し、システムの信頼性向上に貢献する。
文: GDM編集部 絵踏 一
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