2014.03.10 16:03 更新
2014.03.10 配信
ソニー株式会社とパナソニック株式会社は、デジタルデータの長期保存向け次世代光ディスク規格として「Archival Disc」(アーカイバル・ディスク)を策定した。
「Archival Disc」では、隣接するトラックからのクロストークを電気的に除去する「クロストークキャンセル技術」と、高線密度化により低下する再生光スポットの分解能を補正する「高次PRML信号処理技術」を採用することで、大容量化と高い再生信号品質を両立させた。
主な仕様は、波長はλ=405nm、開口率NA=0.85、ディスク構造は両面ディスク(片面3層)で、トラックピッチ0.225μm、データビット長79.5nmとされ、エラー訂正方式はリードソロモン符号を採用。なお今回発表されたロードマップによれば、2015年夏以降を目処に記憶容量300GBのシステムを導入し、最終的には1枚あたり1TBの超高密度ディスクを実現するという。
文: GDM編集部 池西 樹
ソニー株式会社: http://www.sony.co.jp/
パナソニック株式会社: http://panasonic.co.jp/