2014.03.20 11:23 更新
2014.03.19 配信
米サンフランシスコにて開催されている、世界最大のゲーム開発者会議「Game Developers Conference 2014」に合わせ、Intelより今年登場予定の新プロセッサが発表された。
まず次世代のフラッグシップCPUとして、「Haswell-E」のコードネームで呼ばれていた「Core i7 Processor Extreme Edition」が2014年後半に投入される。Intelのデスクトップ向けCPUでは初の8コアプロセッサで、次世代メモリ規格DDR4をサポート。対応チップセットには、SATA Expressが利用できる“Wellsburg”ことIntel X99 Expressが用意される。
また、次世代メインストリーム向けプロセッサとして、LGAソケットの「第5世代Coreプロセッサ」もリリース。開発コード「Broadwell」と呼ばれていた14nmプロセスのCPUで、内蔵GPU最上位「Iris Pro Graphics」をBGAパッケージ以外で初採用する。クロック倍率はアンロック仕様。
そして2014年半ばに投入が予定されているのが、第4世代Coreプロセッサの新ラインナップ「Devil’s Canyon」だ。Intel 9シリーズに対応するアンロック仕様のリフレッシュモデルで、現行モデルからパッケージ素材をアップデートしてTIM(Thermal Interface Material)を改良。現行モデルはTIMが従来のソルダリング(ハンダ付け)からグリスに変更されたことから“殻割り”が流行したが、そういった動きにIntelが対応したことになる。
さらにPentium生誕20年を記念した「Pentium Anniversary Edition」も同時にリリースされた。アンロック仕様のCPUで、エントリー向けでもオーバークロック動作環境が構築できる。Quick Sync VideoやIntel 8/9シリーズへの対応が謳われており、こちらも2014年半ばに投入される予定だ。
文: GDM編集部 絵踏 一
Intel Corporation: http://www.intel.com/