2014.04.23 14:24 更新
2014.04.23 配信
東芝は4月23日付プレスリリースにおいて、世界初15nmプロセス、容量128GbitのMLC NANDフラッシュの開発に成功したことを発表した。
同チップは15nmプロセスと周辺回路の工夫により、世界最小クラスのチップサイズを実現。また19nm世代と比較して、書き込み速度は同等、データ転送速度は、1.3倍にあたる533Mbit/secの高速アクセスを達成した。
量産開始は4月末より、四日市工場の第5製造棟で開始され、現在建設中の第5製造棟(第2期分)でも秋から製造予定。また15nmプロセスを採用したTLC NANDフラッシュについても近日より量産が計画されている。
なおこれらのチップは、並行開発中の高性能NANDコントローラを組み合わせて、スマートフォンやタブレットPCなどに展開。さらにSSDの開発にも着手し、ノートPCなどへの搭載を図る。
文: GDM編集部 池西 樹
株式会社 東芝: http://www.toshiba.co.jp/