ソフトバンクからの株式取得中止。それぞれの強みを生かした協業へシフト

ヤフー株式会社は、株式会社ウィルコムとの合併を予定しているイー・アクセス株式会社について、当初リリースされていた株式取得による子会社化を中止すると発表した。

ともにソフトバンク株式会社傘下のイー・アクセス株式会社と株式会社ウィルコムは、2013年12月に合併についての基本合意を発表。2014年4月の合併を予定していたが、その後合併期日を6月に延期。さらに今年3月になり、ヤフー株式会社がソフトバンク株式会社所有の株式を取得することで、合併後の新会社を子会社化するとしていた。
　なお、両社の合併は予定通り6月1日に行われ、新会社の社名についてはワイモバイル株式会社に変更される。

今回の子会社化中止の決定について、ヤフーは「ヤフーがイー・アクセスを子会社化して自らインフラを手がけるよりも、ヤフーはサービス、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましいとの結論に至りました」とコメント。今後はイー・アクセスとウィルコム合併後に発足する新会社との協業により、新ブランド「Y!mobile」事業を展開するとしている。

文： GDM編集部 絵踏 一
ヤフー株式会社： http://www.yahoo.co.jp/