2014.06.03 11:23 更新
2014.06.02 配信
6月2日に開幕したAppleの開発者向けイベント「Worldwide Developer Conference(WWDC) 2014」にて、Mac OSとモバイル向けiOSの新バージョンが発表された。一般向けには、いずれも今秋より提供が開始される。
Mac OS Xの新バージョン10.10「Yosemite」は、iOSを思わせる“フラットデザイン”の新アイコン・UIが特徴。同様に通知センターを備え、カレンダーや天気、時計、ウィジェットなどの様々な情報をカスタムして配置できる。検索機能も強化され、各コンテンツやドキュメント、アドレス帳などを横断的に検索できる「Spotlight」を搭載する。
また、従来からWEBブラウザの「Safari」を改善。Firefoxより6倍高速というNitro JavaScriptエンジンを採用するほか、検索機能も強化された。さらに電話着信時にMacから応答できるなど、iPhone・iPadとの連携機能も強化されている。なお、OS名は国立公園などでも知られる、アメリカ・カリフォルニア州のヨセミテから。
同時にモバイル向けOSの新バージョン「iOS 8」も発表。共有、連携機能の強化が主な特徴で、iCloudを介して画像や動画を共有する「iCloud Photo Library」を搭載。iCloud対応デバイス間で相互にアクセスできるほか、編集内容も共有することができる。
また、日本語を含む予測変換機能を強化した「QuickType」を備えるなど、文字入力が改善。SMSのメッセージアプリも強化され、ボイスメッセージや動画を撮影して添付できる新機能「Tap to Talk」も追加された。さらに開発者向けには、Touch IDの指紋認証APIを解放するなど、4,000以上のAPIが追加提供されている。
文: GDM編集部 絵踏 一
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