ゲームや医療分野への応用を目指す視線追跡型ヘッドマウントディスプレイ

「FOVE」は、マウスカーソルやモニター上のオブジェクトを目線で操作できる、世界初の民生向け視線追跡型ヘッドマウントディスプレイ。

視線の動きをリアルタイムで追跡する独自アルゴリズムを採用し、奥行のある操作を実現

独自の視線追跡アルゴリズムにより「目の動き」を読み取ることで、マウス操作では難しかった、奥行のある操作を実現する。

また本体には、高周波数のジャイロ・加速計・磁石計を用いた「9軸傾き測装置センサー」と、外部モーショントラッカーによる「ヘッドトラッキング機能」が実装され、目線だけでゲームのような三次元仮想空間における360度操作を可能にした。

すでに主要機能を実装した試作機の開発は完了しており、2015年夏には開発者向けキットが発売予定。さらにMicrosoft「Xbox」シリーズと連携したゲームの開発や、手が不自由な上肢障がい者向け操作デバイスの開発も進めていくとしている。

文： GDM編集部 池西 樹
株式会社FOVE： http://fove-inc.com/