2014.08.19 17:00 更新
2014.08.19 配信
TV CMでもお馴染みの「四次元ポケットPROJECT」。その第1弾「セルフ将棋」に続き、第2弾「望遠メガフォン」が発表された。
「四次元ポケットPROJECT」は、独自技術を持つ複数企業が連携することで、ドラえもんの「ひみつ道具」作りに挑戦するというもの。複数企業間の連携には、富士ゼロックスのITソリューションを活用。セキュアなコミュニケーション環境の構築により、所在地が異なる東京・神奈川・京都・岐阜・福井、計6社の中堅・中小企業は、「望遠メガフォン」完成まで、1度も直接会うことなくプロジェクトを完結させている。
「望遠メガフォン」は、スコープで照準を合わせてしゃべると、遠くに離れた相手の耳元で囁くように声が届くというもの。特徴としては、スコープと本体を繋ぐ金属柱のアルミ厚をミリ単位で調整し、音質向上に指向性スピーカーの基板を独自に製作。相手との距離を計測して自動でボリューム調整できるレーザー距離計が導入されている。
さらに3Dプリンタの活用で、メガフォン筐体のベースとなるパーツをスピーディーに開発し、小型軽量化のために、印刷回路を紙で製造。使用電圧に合わせたオリジナル素材の紙が使用されている。
今回のプロジェクトで活用されたのは、ドキュメント共有を支援するクラウドサービス 「Working Folder」、ドキュメントハンドリング・ソフトウェア 「DocuWorks」、カラー複合機 「ApeosPort-V」、セキュリティー対策アウトソーシングサービス 「beat」。参画企業は海内工業株式会社(神奈川・板金パーツ製造)、株式会社クロスエフェクト(京都・筐体製造)、株式会社GOCCO.(岐阜・回路製造)、三和メッキ工業株式会社(福井・メッキ加工)、株式会社スイッチサイエンス(東京・スピーカー製造)、ユカイ工学株式会社(東京・デザイン、設計、実装など)。
文: GDM編集部 松枝 清顕
富士ゼロックス株式会社: http://www.fujixerox.co.jp/