2014.09.06 00:30 更新
2014.09.06 配信
Intelは、開発コードネーム「Broadwell-Y」こと、超薄型2 in 1 PC向けプロセッサ「Core M」シリーズを発表した。
「Core M」プロセッサの登場により、ノート兼タブレットPCのような超薄型2 in 1 PCのパフォーマンスを大幅に引き上げることができる |
同社初となる、14nmプロセスのCoreマイクロアーキテクチャを採用し、既存モデルからTDPを60%削減。パッケージサイズもこれまでの約50%に縮小され、厚さ9mm以下のファンレスデバイスの設計を可能にした。これにより、これまでSilvermontアーキテクチャが採用されていた、薄型・軽量PCのパフォーマンスを大幅に引き上げることができるとしている。
「Core M」プロセッサでは、最新の14nmプロセスを採用することで、TDP、パッケージサイズとも大幅に削減されている |
CPUコアは2コアで、ハイパースレッディングにより4スレッドの同時処理に対応。グラフィックスチップは、Intel HD Graphics 5300が内蔵され、メモリはDDR3L 1,600MHzをサポート。
用意されるSKUは、「5Y70」(2コア/4スレッド/定格1.10GHz/TB時2.60GHz/L3キャッシュ4MB/TDP4.5W)と、「5Y10a」(2コア/4スレッド/定格0.80GHz/TB時2.00GHz/L3キャッシュ4MB/TDP4.5W)の2種で、「5Y10a」にはTDPを4Wに落としたコンフィグレーション「5Y10」も用意される。
なおIntelによれば、現在20機種以上の搭載システムが開発中で、搭載製品は2014年第4四半期より販売が開始される予定だ。
文: GDM編集部 池西 樹
Intel Corporation: http://www.intel.com/