「Material Design」採用。パフォーマンス＆セキュリティ性能もアップした新Android

新型端末「Nexus 9」「Nexus 6」とともにリリースされた、Googleのモバイル向け新OS「Android 5.0」へのアップデートが今日から配信開始された。“Lollipop”と通称されるOSで、より直感的に操作できる「Material Design」を採用。原色を多用したフラットなデザインを特徴とし、扱いやすさを追求してUIも刷新。優先度を設定できるなど、通知機能もスマートに進化した。

ARM、x86、MIPSベースの64bit SoCに対応したほか、新しいAndroidランタイムやARTにより、アプリのパフォーマンスが最大4倍に向上する。ネイティブで暗号化に対応するなどセキュリティ性能の向上もトピックで、信頼したAndroid端末とペア設定してロック解除を簡略化する「Android Smart Lock」も備える。
　また、その一方で共有機能も便利に進化。機能を限定したゲストログイン機能を実装し、電話など特定の機能を複数のユーザーで手軽に共有できる。そのほか、省電力機能もアップグレード。使用時間を最大90分延長できるバッテリーセーブ機能により、従来より長時間の使用が可能になった。

今日からアップデートが配信されるのは、「Nexus 7」や「Nexus5」などGoogle純正の「Nexus」シリーズ。ただしLTE対応モデルなどのセルラーモデルについては、後日アップデートが配信される模様だ。

文： GDM編集部 絵踏 一
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