2014.11.05 14:39 更新
2014.11.05 配信
石油・ガスプラントや化学・製薬メーカーで、可燃性ガスが発生している恐れがあると設定された、「防爆エリア」(危険場所)での使用を想定したモバイルコンピュータ。
端末はドイツecom instruments GmbH社製で、防爆性能は本質安全防爆 Ex ia ⅡC T4に対応。1次元バーコードリーダーを搭載し、化学工場などの生産現場では、生産管理システムや計量データ入力等でも使用可能。石油・ガスプラントでは、現場点検や設備・機器点検端末として活用できる。また着脱式リチウムイオンバッテリ(3.7V/4,000mAh)を備える点も特徴。IP64相当の防水・防塵仕様で、1mの高さからの落下に耐える堅牢製もアピールされている。CPUはOMAP MultiCore Processor 1GHzで、512MB RAM、1GBフラッシュメモリを実装し、microSDカードスロット(最大8GB)を装備。3.5インチ(VGA 480×640pixel/65,536色カラー)タッチパネル(抵抗膜式)を備えた。
その他外部インターフェイスにUSB2.0(専用クレードル経由)、赤外線通信 IrDA、IEEE802.11 a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDRなど。OSはWindows embedded Handheld 6.5(日本語版)。
外形寸法は、249×85×58mm、重量約1,020g(バッテリ装着/バーコードリーダー等オプション含まず)。なお年間販売目標は300台。
文: GDM編集部 松枝 清顕
株式会社日立ハイテクマテリアルズ: ww.hitachi-hightech.com/