2014.11.10 12:26 更新
2014.11.10 配信
「Parallella board」シリーズは、16個の演算コアを搭載し、並列処理プログラミングが行える、名刺サイズのスーパーコンピューターボード。
制御用SoCにはXilinx社製「Zynq Z7000」(Cortex-A9/デュアルコア)を、演算アクセラレータには「Epiphany III」(16コア内蔵)を搭載し、Ubuntuを始めとしたLinux OS経由で、高速な並列処理プログラミングが可能。物理シミュレーション、ビッグデータ解析、組込機器の高速演算エンジンなど、幅広い用途で活用できるとしている。
製品ラインナップは最もシンプルなサーバー版「Parallella Epiphany III Micro-Server」、Micro HDMI/Micro USB 2.0などが実装されたデスクトップ版「Parallella Epiphany III Desktop Computer」、制御プロセッサを強化した組み込み向け「Parallella Epiphany III Embed. Platform」の3種。
基本スペックは、メモリがDDR3 1GB、ストレージはSPIフラッシュによる128MBクアッドとmicroSDで、ネットワークはギガビットLANを搭載。基板サイズは、86.4×53.3mmで、複数のボードを連結拡張した並列処理アプリケーションもサポートされる。
Parallella Epiphany III Micro-Server | Parallella Epiphany III Embed. Platform |
文: GDM編集部 池西 樹
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