2014.12.02 17:38 更新
2014.11.28 配信
組込み向けに出荷される、アプリケーションプロセッサ「ApP Lite」ファミリーの最新モデル。既存の「TZ2000」シリーズを拡充する高性能版で、音声・画像データマイニングと通信・セキュリティ機能の強化が図られている。
ARM Cortex-A9ベースのコアを採用。高速データ処理に必要な最大600MHz動作に対応し、小型組込み機器やハンディー機器、産業用機器など幅広い用途に利用できる。メモリはDDR3-800/DDR3L-800 16bit幅に対応するほか、1MBの大容量SRAMを内蔵し、外付けDRAMなしで構築することも可能。また、独自の省電力技術により小型のコイン形電池1個でデータの長期間バックアップ、RTC動作を実現する。
なお、一部製品では、セキュアブートシステム・暗号化データ機能を搭載。プログラム領域をチップに内蔵し、データ改ざんやハッキングに対して強い耐性をもつ。パッケージはLFBGA 310pin(16×16mm/0.8mmピッチ)。
文: GDM編集部 絵踏 一
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