2014.12.24 11:49 更新
2014.12.24 配信
今年3月にリリースされた、売価税込6万円台のエントリークラス3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」のバージョンアップモデル「ダヴィンチ 1.0A」が登場。本日より家電量販店、ネットショップ、直販サイトで販売が開始された。
「1.0A」はユーザーからの要望に応え、ABS樹脂に加えPLA(ポリ乳酸)樹脂フィラメント出力にも対応。表面処理や塗装ではABS樹脂が有利だが、PLAはABS樹脂より堅く、出力中の温度変化による変性も少ない特徴をもつ。
本体には200万画素カメラ+レーザーダイオードモジュールを備え、150×150mmサイズの固体がスキャン可能。自動回転スキャンテーブルでデータを読み込み、オリジナルソフトウェア「XYZscan」で編集。出力するだけの3ステップで作業は完了する手軽さも特徴。
外形寸法はW468×D558×H510mm。造形サイズは最大200×200×190mm。印刷モード(積層ピッチ)は0.1/0.2/0.3/0.4mmの4段階から選択可能で、フィラメント直径は1.75mm。制御ソフトは「XYZware」を使用し、ファイル形式はSTL、XYZ形式をサポート。OSはWindows XP以降、Mac OSX 10.7以上に対応する。
なお「1.0A」発売に伴い、「1.0」ユーザーに対しPLA樹脂およびABS樹脂対応プリントヘッドへの交換サービスが2015年1月以降より有料で開始される予定。
文: GDM編集部 松枝 清顕
XYZプリンティングジャパン株式会社: http://jp.xyzprinting.com/