2015.01.28 11:11 更新
2015.01.27 配信
電子工作キット「エレキット」シリーズを手がけるイーケイジャパンから、真空管プリアンプ自作キット「TU-8500」がリリースされた。要望の多かったというレコード再生に対応するため、フォノイコライザーアンプも実装され、歪みの少ない豊かなサウンドを楽しむことができる。
イコライザーアンプ部はローノイズ選別品のOPアンプが採用され、好みに合わせて交換が可能。フラットアンプ部は真空管12AU7(ECC82)で、利得は約3倍と1倍の切り替えに対応する。
また電源は海外での使用を考慮し、4つの電源電圧帯に対応する電源トランスが付属。さらに低漏洩磁束のRコアトランス、FETリップルフィルター、真空管の直流点灯によりハムノイズを徹底的に抑える構造とした。
入力端子はRCAジャック×4、3.5mmステレオジャック×1、出力端子はRCA×1。フラットアンプ部の仕様は、周波数特性が2Hz~70kHz/2Hz~280kHz、SN比122dB/129dB、最大出力電圧22Vrms(1kHz)。イコライザーアンプ部の仕様は、利得37dB(MM)/63dB(MC)、SN比108dB(MM)/88dB(MC)、入力抵抗50kΩ(MM)/100Ω(MC)、最大出力電圧7.4Vrms(1kHz)。
外形寸法は、W252×D270×H73mm、重量約3.1kg。なお組み立てには半田ごて、ハサミ、ラジオペンチ、ニッパー、プラスドライバが必要となる。
文: GDM編集部 池西 樹
株式会社イーケイジャパン: http://www.elekit.co.jp/