VAIO社初のオリジナルPC計2モデル発表

VAIO株式会社は、初のオリジナル設計PC「VAIO Z/VAIO Z Canvas」シリーズの商品化決定を発表、今年5月より発売を開始する。

VAIO Zシリーズ

「VAIO Z」シリーズは、Broadwell-U版Core i7/i5シリーズを搭載する13.3インチWQHD（2,560×1,440ドット）タッチ液晶ノートPC。

マルチフリップ機構を備えており、標準的なクラムシェル型の他、タブレット型PCとしても利用可能。またデジタイザースタイラスペンや、ドキュメントスキャン用の800万画素CMOSセンサといった機能を備え、これまでのノートPCにはない活用方法を提供するとしている。

さらに筐体の質感や剛性、静音で打鍵感に優れるキーボード、フィーリングの良いタッチパッドなど、スペック上の数値に現れない細部までこだわって開発した、高品位デザインを特徴としている。

最小構成は、Core i5-5257U（定格2.70GHz/TB時3.10GHz/Iris Graphics 6100)、メモリ8GB、128GB SSDで、Core i7-5557U（定格3.10GHz/TB時3.40GHz/Iris Graphics 6100)、メモリ16GB、512GB SSDも選択可能。

バッテリー駆動時間は約15.2～15.5時間（JEITA Ver.2.0）、充電時間は約3.5時間。本体カラーはブラックとシルバーの2色で、外形寸法は、W324.2×D215.3×H15～16.8mm、重量約1.34kg。

VAIO Z Canvasシリーズ

「VAIO Z Canvas」シリーズは、12.3インチ液晶（2,560×1,704ドット）を採用するタブレットPC。クリエイター向けの製品で、Adobe RGBカバー率95％の広色域に対応。またトラックパッド付きのワイヤレスキーボードが用意されており、ノートPCスタイルで使用することもできる。

詳細スペックは不明ながら、CPUはCore i7 Hシリーズ、グラフィックスはIris Proで、メモリは最大16GB、ストレージは最大1TBまで対応。インターフェイスはUSB3.0×2、HDMI×1、miniDisplayPort×1、オーディオ端子、SDXCカード、ギガビットLANなどを備える。

文： GDM編集部 池西 樹
VAIO株式会社： http://vaio.com/