2015.03.02 15:28 更新
2015.03.02 配信
現在世界中で開発が進められている、第5世代携帯電話システム(5G)向けの新技術がファーウェイからリリース。2日よりスペイン・バルセロナで開幕する「Mobile World Congress 2015」にて、一連の「新無線インターフェース技術」が発表される。
ファーウェイが今後提案を予定している技術で、自己適応型/ソフトウェア定義型の無線インターフェース設計「SCMA」(Sparse Code Multiple Access)をベースとして、非直交アクセス技術やF-OFDM(フィルター直交周波数分割多重)を確立。レイテンシを減少させ、今後1,000%もの増大が予想される将来の通信トラフィックにも対応できるという。また、2020年以降に広く普及すると予測されている、「IoT」(Internet of Things/モノのインターネット)の環境構築も容易にする。
なお「MWC 2015」会場では、5Gの無線インターフェイス・アーキテクチャも発表予定。マルチパス・フェージング・キャンセレーションと全二重プロトタイプ技術に対応し、スペクトル効率を200%向上させることが可能。これによりTDDとFDDの2方式の将来的な統合に向けた、基盤作りを目的としている。
文: GDM編集部 絵踏 一
華為技術日本株式会社: http://www.huawei.com/jp/