2015.04.07 17:04 更新
2015.04.07 配信
4K映像・音声・LANデータを同時に長距離伝送できる、世界初の光伝送器を富士ゼロックスが開発。高解像度ゆえにデータ量が多く、音声データを含めて伝送可能距離が短かった4Kデータの難点を解決。高精細な映像データを無圧縮で光信号に変換し、800mの長距離に渡って伝送できる。
4K映像データ・音声データと同時に、LANデータ(1000BASE-T)の伝送を可能にした点が最大の特長。双方向コミュニケーションに必要な制御信号も4Kデータと同時に伝送できるため、映像機器とネットワーク対応機器を組み合わせたシステム構築が光ケーブル1本で実現する。
長距離伝送には、独自開発の面発光型半導体レーザー素子「VCSEL(ヴィクセル)」技術を応用した光ファイバー伝送技術を採用。30fpsの4K映像データを1フレームのラグもなく、最長800mの伝送を可能にした。
なお主な用途としては、駅や空港、街頭におけるデジタルサイネージをはじめ、工場内の監視システム、病院での手術映像の院内共有などを想定している。
文: GDM編集部 絵踏 一
富士ゼロックス株式会社: http://www.fujixerox.co.jp/