2015.04.10 18:33 更新
2015.04.10 配信
富士フイルムは、独自技術により世界最高の面記録密度123Gbpsiを実現する、「バリウムフェライト(BaFe)磁性体」磁気テープのデータ記憶・再生実証実験に成功したことを発表した。
昨年5月に発表された面記録密度85.9GbpsiのBaFe磁性体をベースに、磁気特性を大幅に向上させることで、さらなる大容量化を実現。これにより、1巻あたりの記録容量は従来比約88倍となる220TBまで拡張できるとしている。
なお今回の試験で用いた磁気テープは、従来の塗布設備で生産されており、実用化にあたって既存設備の応用が見込めることから、すでに量産化を視野に入れた検証が進められている。
文: GDM編集部 池西 樹
富士フイルム株式会社: http://www.fujifilm.co.jp/