シーケンシャル3GB/s、ランダム74万IOPSのNVMe対応SSD、HGST「Ultrastar SN100」出荷開始

2015.04.13 17:47 更新

2015.04.13 配信

SSD

HGST（本社：アメリカカリフォルニア州）は2015年4月13日、NVMe規格に対応するPCI-Express3.0（x4） SSD「Ultrastar SN100シリーズ」の出荷開始を発表した。フォームファクタはHHHLと2.5インチで、容量は800GBから3.2TBまで用意される。

ベンダー独自ドライバが不要なデータセンター向けSSD

Ultrastar SN100シリーズ
2.5インチフォームファクタ（5月出荷開始）
800GB/1.6TB/3.2TB
HHHLフォームファクタ（出荷中）
1.6TB/3.2TB
http://www.hgst.com/ja/press-room/press-releases/HGST-ships-NVM-Express-Compliant-Solid-State-Drives-with-Industry-Leading-Performance-for-Cloud-and-Enterprise-Applications

昨年9月にサンプル出荷が開始された、NVMe対応PCI-Express3.0（x4）SSD「Ultrastar SN100」シリーズの正式出荷開始がリリースされた。

スケールアウト型データベースや、仮想化・ビッグデータ解析など、データセンターアプリケーション向けにデザインされ、シーケンシャル読込3,000MB/sec、書込1,600MB/sec、ランダム読込743,000 IOPS、書込160,000 IOPS、リード/ライト混合310,000 IOPSの高速転送を実現。

またNVMe対応により、ベンダー独自ドライバを使うことなく、OSのSATA/SASドライバにて認識できるのも特徴だ。フォームファクタはHHHLと2.5インチの2種で、前者は1.6TBと3.2TB、後者は800GB、1.6TB、3.2TBの3モデルが用意される。

なおこの製品は現在アメリカ・カリフォルニア州サンタクララで開催中の「Percona Live MySQL Conference and Expo」にて、展示されている。

文： GDM編集部池西樹
HGST： http://www.hgst.com/