2015.05.11 13:00 更新
2015.05.11 配信
インフラ設備の保守点検業務や製造工場での組立業務などに向く、企業向けのヘッドマウントディスプレイが富士通から登場。仮想15インチを投影できる片目・非シースルータイプのディスプレイやカメラ、マイク、各種センサーで構成される。
屋内外や高所など、厳しい環境における現場作業を想定。IPX5/IPX7の防水・IP5Xの防塵に対応するほか、地上1.5mの落下に耐えるMIL-STD-810G規格準拠のタフネスを誇る。また、加速度センサーが動きの変化を感知、転倒などの状況を管理者にアラーム通知することも可能だ。
OSはAndroid 4.4を搭載、付属のウェアラブルキーボードや50種類におよぶ音声コントロールに対応する。プロセッサはクアッドコア動作のAPQ8026(1.2GHz)、メモリ2GB、ストレージ8GBを実装。ディスプレイサイズは0.4インチ(仮想15インチ)で解像度は854×480ドット、約810万画素のカメラを備える。
ネットワークはIEEE 802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 3.0をサポート。バッテリーは長時間の作業にも対応できる交換式で、駆動時間は約4時間とされる。なお、本体重量は約315g、その他装着部品約78g、ヘルメット装着クリップ約45g。
文: GDM編集部 絵踏 一
富士通株式会社: http://jp.fujitsu.com/